2009/10/13
ロック・バンドCAKEは現在、来春リリースを予定している通算6枚目のアルバム(現時点ではタイトル未定)のレコーディングの真っ最中だが、発売を待ちきれないファンのためにひと足早くそのサウンドを提供する粋なサービスを行う。
その試聴方法は至ってシンプルで、CAKEのメイリング・リストにサインアップしたファンは、今後数ヶ月に渡ってアルバムに収録される6曲の最もフックとなる部分、いわゆる“サビの部分”が視聴できるというシステムだ。なおこの音源は、着メロとしても使用可能とのこと。
バンドのヴォーカリストJOHN McCREAは、Billboard.comの取材に対して「ユーザー側が持つ最近のニーズの変化を考えると、個人的にはフルの楽曲を収録した普通のアルバムをリリースするよりも、着メロ用音源ばかりで構成されたアルバムをリリースしたほうが面白いような気がしていたくらいだ。だから今回の試みは、将来の目標に向けていい流れを作る気がしているよ」とコメントしている。
この斬新な試みは、来春のアルバム発売に向けて大きな話題を作ることは必至だが、このニュー・アルバムに関してはもう1つ大きな話題性がある。それは彼らがサクラメントにあるバンド所有のスタジオで、太陽光発電を100%利用したレコーディングを試みていることだ。CAKEと言えば、BILLBOARDでも“最もグリーンなバンド”の上位10組に選ばれているほど環境問題に明るいグループであり、今回のニュー・アルバムの曲作り、リハーサル、レコーディングなどの制作過程においても環境に配慮した行動を取っているそうだ。
また、太陽光発電を使った彼らのスタジオはバンドの小さな収入源にもなっているそうで、太陽光を使ったことで浮いた未使用の通常電力はサクラメント市の公共事業部によって買い取られ、毎月末にその買取り額の小切手が彼らの元に送られてくるのだそうだ。
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